彗星が来ると、なぜか気持ちが落ち着きません。一期一会の姿を「美しく」
残したいとの気持ちが強いのです。1970年の3月、高校入試を終えた目に
素晴らしい姿が飛び込んできました。マイナス等級の大彗星でした。それから
「有名」なハレー彗星、この彗星のお蔭で、天体写真熱が再発し、以後撮影
機材が重厚化?していきます。百武彗星、ヘールボップ彗星では「大きな」
機材を四駆に積んで、奈良の山中を駆け巡りました。 さて、今回のパンス
ターズ彗星、デジタル化の恩恵もありとても「小さな」機材で撮影しています。
星の動きを追尾する赤道儀は、SWAT-200というポータブル赤道儀。また
ナノトラッカーという超小型赤道儀も広角レンズで活躍すると思います。気楽
に星撮りができる、良い時代になりました。